腎臓病になってしまい人工透析が必要になりますと、生活面でいろいろな工夫が必要であったり、周囲からの理解を得なければならないことなどございます。 大変な部分もありますが、多くのことが努力次第で上手く乗り越えていけるものです。 しかし、工夫しようにも努力しようにもどうにもならないこともあるのが実情です。 その一つが「住宅ローン」でしょう。

人工透析を受けている方は、一般的な金融機関商品の住宅ローンを組むことはできません。 それはなぜかといいますと通常、住宅ローンを組む際は団体信用生命保険というものに加入することが義務づけられており、この団体信用生命保険に人工透析を受けているとなると加入できないからです。

マイホームとなると相当大きな額の買い物です。 現金一括で購入できれば、住宅ローンを組む必要はありませんが、そうそうなかなか・・・。 では住宅ローンが組めないとなると、つまり透析患者はマイホームを諦めるしかないのか?となってしまいます。
でもご安心ください。
住宅金融支援機構のフラット35を使えば、ローンを組むことができます。 フラット35とは、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して作り上げた最長35年の長期固定金利の住宅ローンなのです。 フラット35は、団体信用生命保険に加入することが義務付けられていないので、人工透析をお受けになっている方でもローンを組むことができます。 マイホームを諦める必要はありません!

医療法人中央内科クリニック